シンポジウム
大会準備員会企画シンポジウム
シンポジウムテーマ
移動する知性〜ナビゲーションの行動科学
趣旨:「移動」は最も興味深い生命現象の一つであり,動物は「移動」のためにその運動器官はもとより,目標に定位するための感覚器官や処理機構である脳神経系を進化させてきたと言っても過言ではない。2020年度に終了した新学術領域研究「生物移動情報学」では,機械工学,情報科学と生物学が連携し,このような「生物移動」をターゲットとした様々な研究が実験室内だけでなく野外で展開してきた。本シンポジウムではこの領域の公募研究として採択された研究者をお招きし,実験室内から地球規模の移動まで様々なスケールでの生物移動に関する最近の成果について紹介していただきます。
シンポジスト(敬称略)・演題
- 志垣 俊介(大阪大学) 「バーチャルリアリティを用いた昆虫のナビゲーション行動調整機構の解析」
- 河端 雄毅(長崎大学) 「なぜ被食者は多様な逃避方向パターンを示すのか?: 数理モデル、シミュレーション、操作実験による説明の試み」
- 西海 望(基礎生物学研究所) 「捕食動物と被食動物の駆け引きにおける行動戦略」
- 北川 貴士(東京大学 大気海洋研究所) 「高度回遊性魚類の移動生態(クロマグロ、サケを中心に)」
- 伊藤 健彦(鳥取大学 国際乾燥地研究教育機構) 「変動する環境を生き抜くために:モンゴルにおける野生草食獣の移動戦略」
シンポジウム・オーガナイザー
小川宏人(北海道大学)
安藤規泰(前橋工科大学)
投票数:7
平均点:10.00
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