• 2015/4/25 

　神崎亮平JSCPB会員が責任編者の書籍『昆虫科学読本－虫の目で見た驚きの世界』が日本昆虫科学連合から出版されましたので紹介します。

 

『昆虫科学読本』　虫の目で見た驚きの世界

　日本昆虫科学連合（編）　A5判・296ページ
　東海大学出版部　2015年3月31日
　ISBN 978-4-486-02035-6　定価2,900円＋税

 

『昆虫科学読本』責任編者

　神崎亮平（東京大学先端科学技術研究センター・教授）
　光野秀文（東京大学先端科学技術研究センター・特任助教）
　藤井　毅（東京大学大学院農学生命科学研究科応用昆虫学研究室・特任助教）

『昆虫科学読本』目次

第Ⅰ部　興味深い行動修正の謎を解く
　 1章　トンボの色いろいろ
　　　　　　　　　　／二橋　亮（日本動物学会）
　 2章　灯りに集まる昆虫はどこをめざしているのか
　　　　　　　　　　／弘中満太郎（日本比較生理生化学会）
　 3章　香りではじまる虫の恋／藤井　毅（日本昆虫科学連合）
　 4章　群れると色が変わるサバクトビバッタ
　　　　　　　　　　／田中誠二（日本ICIPE協会）
　 5章　クモの網が円くないわけ
　　　　　　　　　　／中田兼介（日本蜘蛛学会）

第Ⅱ部　共進化関係の巧妙さに迫る
　 6章　食う，食われるの狭間で
　　　　　　　　　　／森　直樹・吉永直子（日本農芸化学会）
　 7章　植物毒を利用するマダラチョウ
　　　　　　　　　　／本田計一（日本鱗翅学会）
　 8章　ハエからまなぶ寄生戦略
　　　　　　　　　　／館　卓司（日本昆虫連合）
　 9章　ウイルスはいかにして宿主を支配するのか―昆虫のウイルスを用いた研究
　　　　　　　　　　／勝間　進（日本蚕糸学会）
　10章　わが国に侵入してくる蚊媒介性感染症とそのベクター
　　　　　　　　　　／沢辺京子（日本衛生動物学会）
　11章　ダニと宿主生物の共進化関係にみる生物多様性の未来
　　　　　　　　　　／五箇公一（日本ダニ学会）

第Ⅲ部　新たな害虫防除法に挑む
　12章　天敵の育種―飛ばないナミテントウで害虫防除
　　　　　　　　　　／世古智一・三浦一芸（日本応用動物昆虫学会）
　13章　細胞内カルシウム動態に作用する新たな選択性殺虫剤の開発
　　　　　　　　　　／正木隆男（日本農薬学会）
　14章　ゴキブリとの終わりなき戦い
　　　　　　　　　　／田原雄一郎（日本ペストロジー学会）
　15章　食品包装や容器に侵入するイモムシ
　　　　　　　　　　／宮ノ下明大（都市有害生物管理学会）

第Ⅳ部　昆虫の知恵に学ぶ
　16章　スズメバチの繭由来の新シルク素材―その特性と利用可能性について
　　　　　　　　　　／亀田恒德（日本野蚕学会）
　17章　シロアリからエネルギー
　　　　　　　　　　／吉村　剛（日本環境動物昆虫学会）
　18章　昆虫に学ぶ匂いバイオセンサ
　　　　　　　　　　／光野秀文・櫻井健志・神崎亮平（日本昆虫科学連合）