学会組織 幹事会・委員会報告

2012年度第1回幹事会

  • 2012/4/13 


  • 日時:2012年4月4日 (水) 13:00〜18:00
  • TV会議中継場所: (1) 北海道大学理学部(札幌市北区北10条西8丁目),(2) 東京大学先端科学技術研究センター(東京都目黒区駒場4-6-1),(3) 大阪市立大学大学院理学研究科(大阪市住吉区杉本3-3-138),(4) 兵庫県立大学環境人間学部(兵庫県姫路市新在家本町1-1-12),(5) 福岡大学総合情報処理センター(福岡市城南区七隈8-19-1)
  • 出席者:(1) 北海道大学:水波誠,小川宏人;(2) 東京大学:神崎亮平,深田吉孝,安藤規泰,田中浩輔,黒川信,藍卓也;(3) 大阪市立大学: 尾崎まみこ,志賀向子,洲崎敏伸,小柳光正;(4) 兵庫県立大学: 池野英利;(5) 福岡大学: 藍浩之,山脇兆史,小泉修,渡邉英博,中川秀樹,岩崎雅行 (以上19名,敬称略)

報告事項

1. 会長・庶務・会計

(1) 学会の今後の方針(神崎会長)

 比較生理生化学の分野をより一層発展させるために,関連分野との連携,若手の育成,サイエンスだけでなく教育分野へのアウトリーチ活動を進めていく方針が表明された。

(2) 生物科学連合関係(神崎会長)

 会長より生物科学連合の3月の例会の報告があった。生物科学連合は1999年発足以降,現在26学会が加盟しており,さらに規模を拡大させ2015年までに生物科学会のような団体の設立を目指している。一方で,具体的な活動を進めるための活動費が不足しており,加盟学会が負担する会費を次年度から値上げ(3万円→5万円)することを要請していることが報告され,これについては審議を行った(審議事項参照)。
 その他に,日本発の質の高い生物科学分野のジャーナル発行を目指すうえでの課題と,ジャーナル発行に対する中国や韓国の重点的な取り組みなどが紹介された。学会の公益社団法人化も議題に上がり,連合では加盟学会に対し法人化に対するアンケートを取ったこと,そしてその結果を加盟学会に公開予定であることが報告された。また,本年度の国際生物学賞のテーマが神経生物学で推薦を募っていることが紹介された。

(3) 第34回大会準備状況(安藤庶務幹事)

 今大会の特色である合宿形式とポスター・口演スライドの英語化について説明があった。合宿形式は,葉山という地理的な要因を考慮して設定されたが,参加費には宿泊とすべての食費が含まれ,特に学生の参加費を低く抑えるなどの大会準備委員会の取り組みが紹介された。また,発表を英語とし,準備委員会シンポジウム”The leading edge of sensory ecology”では海外から2名の講演者を招聘することで,特に学生会員に対して大会を英語での発表や講演を経験する場としたいという期待が示された。

(4) 会員状況報告(田中会計幹事)

 正会員462名(一般会員:378名,学生会員:75名,名誉会員:3名,別枠正会員:6名),賛助会員10社+入会希望1社,会誌購読5団体との報告があった。

(5) 2011年度決算報告(山脇前会計幹事)

 会費収入は納入率の低さから見込みより少なくなったが,ICCPB2011への援助金が全額返還されたため,想定以上の収入となったことが報告された。また,ICCPB2011関連経費で2010年度に学会が立て替え払いした分はすべて精算されたことが報告された。
 支出は,通信費が例年より高額(ICCPB2011関連の送料の増加のため)となった他は,ほぼ予定通りに執行されたことが報告された。

(6) 2011年度吉田基金収支報告(山脇前会計幹事)

 収入は例年通り利子のみ,2011年度は吉田記念賞および吉田奨励賞の授与式が行われなかったため,支出額が0であったことが報告された。

 また,尾崎副会長より,故原富之先生のご遺志で吉田基金への寄付の申し出があり,会計で対応することとなった。

(7) 2012年度会計中間報告(田中会計幹事)

 支出は順調に予算通りに進んでいるが,繰越金が多くなっていることが報告され,対応を検討する方針が示された。

(8) ICCPB2011大会決算報告(安藤庶務幹事・ICCPB2011財務委員)

 ICCPB2011の決算報告を行い公認会計士の監査が終了したことが報告された。寄付金・広告展示収入や助成金収入が十分得られたことで,海外講演者の渡航費補助や会場運営を充実させることができたことが紹介された。また,学会からの援助金は,寄付金・広告展示収入が目標額を上回ったことから辞退し,2011年度に返金したことが報告された。組織委員会のビデオ会議ソフトウェア,機材等は本会の運営に有効活用していただきたいこと,また会議ホームページ(http://www.iccpb2011.com/ )は,3年間存続しアブストラクト等の資料は利用可能であることが報告された。

(9) 昆虫科学連合関係(シンポジウム演者報告ほか)(安藤庶務幹事,神崎会長)

 昆虫科学連合2012年シンポジウムには,選考の結果,弘中満太郎(浜松医科大学)会員に決定したことが報告された。神崎会長からは,連合が1年目の運営を終え,日本の昆虫科学の窓口として本格的な活動を始める旨の報告がなされた。

(10) 1月以降本会が協賛した学術集会(安藤庶務幹事)

 依頼のあった1件の学術集会(第57回低温生物工学会セミナー・年会)を協賛したことが報告された。また,協賛の決定プロセスについては,従来と同様に会長と庶務で協議するが,決めかねる場合は幹事会に諮ることが確認された。

(11) 吉田奨励賞応募期間の延長に関する報告(安藤庶務幹事)

 経緯は次のとおりである。締切時点での応募数が極めて少ない状況を踏まえ,安藤庶務幹事から長山吉田奨励賞審査委員会委員長へ応募件数を報告し,審査開始か応募期間の延長かの判断を乞うた。審査委員会で審議を行い1週間程度の延長が承認され,延長の告知を行った。最終的に3件の応募があり審査を開始し,4月2日に完了した。
 今後の対策として審査委員会と十分協議し,応募を促す方策を検討することが示された。また,昨年度の幹事会で決定した審査のポイント等の公開については,大会での評議員会・総会での報告とすることが述べられた。

(12) 吉田記念賞講演と学会賞について(神崎会長)

 吉田記念賞講演について,学会賞としての位置づけを含め,吉田基金運営委員会で時間をかけて検討したいという考えが示された。

(13) 出版事業について(神崎会長)

 出版事業については,小泉前会長から引き継いで,実験法,一般向けなど引き続き進めていく方針であることが示された。編集,将来計画等関連する委員会が連携して具体的な検討を進めるよう要請があった。また,会計から印税の取り扱いに関して検討の必要性が示された。

(14) 名誉会員について(神崎会長)

 会則に基づき,学会に貢献のあった会員を引き続き推薦していく予定であることが報告された。

(15) 学会スケジュール2012-2013の確認・幹事会について(安藤庶務幹事)

 2012〜2013年の学会スケジュール案が報告された。主要な行事である大会(7月)および役員選挙(5月)は例年通りのスケジュールで実施する予定であることが説明された。幹事会の回数については,これまでの2回から増やすことも視野に入れて検討し提案する方針が示された。

 

2. 行事

(1) 2012年度葉山大会での本部企画シンポジウム(小川行事委員,尾崎副会長,小泉前会長)

 尾崎副会長より故森田弘道先生を追悼しMorita Memorial Symposiumとして化学感覚に関するシンポジウムで準備を進めていることが報告された。また,英語で実施すること,そして大会準備委員会シンポジウムと内容や言葉がかぶらぬよう,そしてお互いの内容を一層引き立てられるよう留意することが確認された。

(2) 比較3学会シンポジウム演者について(安藤庶務幹事)

 本年度の比較3学会シンポジウムは,比較免疫学会が幹事となること,そして国際会議(第12回国際比較免疫学会,福岡;シンポジウムは7月9日)での発表になることが紹介された。行事委員会での選考の結果,小島大輔会員(東京大学),および櫻井健志会員(東京大学)がシンポジストとして決定したことが報告された。

 

3. 編集

(1) 本年度「比較生理生化学」編集体制,方針および出版計画について(黒川編集幹事)

 分野の多様性を反映して充実した雑誌編集を心がけて進める方針が示された。動物の飼い方事典が終了したため,新企画として,高等学校教員など読者の多様性に合わせた内容を準備しており,酒井正樹会員へ連載寄稿「講義実況中継」を依頼していることが報告された。また,発行状況・計画では,第3号に故森田弘道先生追悼集を予定していることが報告された。

 

4. 将来計画

(1) 今後の活動について(志賀将来計画幹事)

 動物の生きるしくみ事典を一層充実させ,無脊椎動物脳プラットフォームとの連携を進めること,そして高等学校への普及活動を進めていく方針が示された。また,藍卓也将来計画委員から,4月から中学,高等学校で新課程が始まること。そしてその中で動物を使った生理学的な内容で教育現場に展開させることを検討している旨の説明があった。

(2) 光生物学協会(志賀光生物学協会委員)

 第17回日本光生物学協会年会が8月17〜18日に開催されることが紹介された。また,日本光生物学協会事業促進基金に基づく出版事業を進めること,光生物学協会会計について,国際光生物学会への会費支払いの必要がなくなったため,繰越金等の予算の有効活用を検討すること,またアジアオセアニア光生物学協会基金により2013年度の会議に出席する若手への助成を行うという方針が示された。

 

5. 若手の会

(1) (渡邉若手の会代表幹事)

 渡邉,田桑,並木会員が代表幹事を務めてきたが,うち渡邉,田桑会員は担当が長期のため後進の目処が立ち次第交代する意向。また,構成員が動物生理分野に偏りがちのため,光生物学や生化学分野からの若手の会幹事への参加要請があった。今年度の若手の会合宿は,大会終了翌日(7/9)に総研大で行われる若手向けシンポジウムに合わせ,大会最終日(7/8)の午後から夜にレクリエーション,シンポジウムを行う計画であることが報告された。また,会誌若手の会コーナーの執筆者の紹介依頼があった。
 会長,会計より,若手の会の予算について,講演者の招聘等活動に要する経費について,具体的な増額の要望があれば対応するとの意見があった。

 

審議事項

1. 会長・庶務・会計

(1) 生物科学連合 会費値上げ(3万→5万円)の承認について(神崎会長)

 審議では,具体的な値上げの必要性についての質問が出され,これに対して会長から事務局費や学会シンポジウムの運営に経費が必要である旨の回答があった。現状の会費では連合の活動を進めるうえで不足であるという点については賛同が得られた。
 審議の結果,生物科学連合に本会が関与していく重要性を鑑み,5万円の会費値上げを受け入れる方針は承認された。ただし,最終的な判断は会長に一任する(連合から具体的な予算案が提示された段階で,会長が5万円の値上げの可否を判断する)こととなった。

(2) 会費未納の賛助会員の扱いについて(藍会計幹事)

 藍会計幹事より,賛助会員について,3年間の会費未納が2社,そして2年間の休会が1社である状況が報告され,前者については1社除名,他1社は今年度未納であれば除名,後者については来年度も休会であれば除名にし,名簿から削除することが提案された。また,今後賛助会員については3年間の会費未納があれば除名とすることが合わせて提案され,審議を行った。
 審議の結果,会費未納による退会に関する規定が会則第7条にあることから,これに従い,3社については提案に基づき退会,もしくは退会に向けて手続きをとることとし,今後は会費未納が3年目になった段階で,幹事会に諮ったうえで退会とすることで承認された。

(3) 口座引継ぎに関する細則の追加について(田中会計幹事)

 会則に事務局所在地が指定されてないために,ゆうちょ銀行口座の住所変更等ができない問題が生じていることが報告された。このため,細則に以下の条項を追加することが提案され,審議を行った。

  細則:第4条(口座代表者)
  「日本比較生理生化学会」名のすべての銀行口座および郵便振替口座は当該年度の「会計幹事(経理担当)」を代表者とする。
  付則:平成24年7月7日から実施する。

 審議の結果,提案は承認され,評議員会に諮ることとした。

 

2. ネットワーク

(1) JSCPB-HPのレンタルサーバ乗換え(洲崎ネットワーク委員)

 現在の契約容量(200MB)が不足しており,4月末に契約が終了することもあり,至急対応する必要があることが説明された。レンタルサーバ業者を変更することで,10 GBの容量が確保できる案が示された。サーバのみの変更で,その他の作業に変化がないこと,また現状以下の経費で済むこと等の説明がなされ,審議の結果承認された。

(2) 「無脊椎動物脳プラットフォーム」との連携強化(池野ネットワーク委員,神崎会長)

 ニューロインフォマティクス日本ノードである理化学研究所神経情報基盤センターの活動サイトの一つである無脊椎動物脳プラットフォーム(以降IVB-PF , http://invbrain.neuroinf.jp/modules/htmldocs/IVBPF/Top/index.html )との連携強化について2つの提案が示され,審議を行った。

  • a) JSCPBホームページ(以降学会HP)にある「動物の生きるしくみ事典」や「Who’s who」内のキーワードからIVB-PF上の関係するサイトへリンクすることを将来計画委員会と連携して本格的に作業すること。
  • b) J-STAGEですでに公開済みの「動物生理」や「比較生理生化学」のPDFをIVB-PF上のサーバに集め,すべてテキスト検索ができる状態にして,学会HP・IVB-PF相互から利用できるようにすることを編集委員会と連携して作業を進めていく。

 ネットワーク委員会からは,今後の構想としてIVB-PFの大容量や公開性を活かして,現状一括して保管されていない大会HPやアブストラクトなど学会の学術的資産をはじめ,会員の研究成果等を収め,アーカイブとして利用するという構想が示された。
 上記2つの提案については,将来委員会ではすでに試験的に作業を進めており,今後も活動の一つとしてさらに進めていくこと,また編集委員会ではJ-STAGE担当を中心に具体的に検討を進めていくとの回答があった。
 名称が「無脊椎動物」としていることが,本会の脊椎動物の研究者を除外することにならないか,との質問に対しては,発足当時に他の脊椎動物のプラットフォームと差別化する意味で命名したのが経緯で,無脊椎動物に限るという意図はなく,実験動物全般・多様性を特色として進めていく方針であるという説明がなされた。また,名称については今後変更を含め検討を進めるという回答があった。
 本会が特定のプラットフォームを独占的に使用して問題はないのか,という質問に対しては,協力可能な学会からコンテンツを受け入れ可能な環境が整備されており,その第一歩として本会との連携を進めている状況が説明された。
 また,会員の著作物など学会の重要な学術的資産の取り扱いに関わる問題なので,具体的な連携を検討するのと同時に,学会誌を通して会員に分かりやすく説明をお願いしたいという意見が出された。
 審議の結果, 提案の2つの連携方針,および会員への周知を並行して進めていくことで本件は承認された。

 

3. 行事

(1) 2013年度大会の日程について(池野2013年度大会準備委員長)

 2013年度姫路大会を兵庫県立大学新在家キャンパスで実施する場合は,7月が講義実施期間のため,例年通り会期3日間であれば,7月13〜15日の連休のみとなることが説明された。ただし,行事委員会としては会期2日間の可能性についても議論しており,会期を2日間と3日間のいずれかにするか,さらに開催期日を7月から動かすことについても議論したい旨の説明があり審議を行った。
 2日間の開催については,積極的に推進する意見はなく,2013年度大会については,例年通り3日間の開催で準備を進めることが承認された。ただし,会場は兵庫県立大学以外も検討し,今年度大会のような合宿形式も含め具体的な案を次回幹事会に提案することとなった。
 開催時期に関する議論は,具体的な案と利点・欠点を行事委員会でまとめたうえで再度提案することとなった。

(2) 2014年度大会の ICN2014(International Congress of Neuroethology:国際神経行動学会議)との共同開催について(小川行事委員,水波副会長)

 小川委員より2014年度大会を,ICN2014(札幌)と共催にする提案がなされた。背景として,本会会員の多くが神経行動学に関連する分野であることが挙げられた。共催のメリットとして,双方の参加者の増加,特にICN側には参加者増による収入の期待,また二度の学会参加が一度で済むため時間・費用の節約となることが述べられた。具体的なスケジュールとして,会期中にジョイントシンポジウム(光生物学関係の分野で検討)を実施し,ICNの初日もしくは最終日に1〜2日間の会期でJSCPBの大会(ポスター発表,総会,受賞者講演)を行うという提案がなされた。また,ICNの母体であるISN (International Society for Neuroethology)会長へは打診をしており,提案の共催についての大枠は了解は得ていることが報告された。一方,共催をしない場合は,別地域,別会期での開催となることが説明された。また,水波副会長よりICN2014の準備状況に関する説明があった。
 以上の提案・報告をもとに,共催の可否,そして共催の場合にICNへの参加と参加費(4万円を予定)の支払いを義務付けることの可否について審議を行った。

 審議における主な議論は次の通りであった。

a) 共催の意義について

 本会に神経行動学分野の研究者が多いという背景で共催を検討するのでは説得力が弱いとの指摘がされた。また,幅広い研究分野を網羅する比較生理生化学の分野の一つである神経行動学の国際会議と共催することを,会員すべてが共有できるか慎重に判断すべきとの指摘がされた。提案者および出席者からは,神経行動学自体が特定の学問分野を指していないことから,神経や行動に関する内容であれば問題ないとの意見が出された。また,共催する上では本会およびICN側双方にプラスになることが必要で,その意義として,共催を機に本会に所属していない神経行動学関係者を本会に呼び込む契機とすべきとする意見が出され,賛同を得た。ただし,昨年度のICCPB2011(国際比較生理生化学会議)と比べ,分野が絞られている印象は否めないことから,学会として共催するのであれば,大会参加者を増やすという本会の目標も踏まえ,特定の分野に偏ることなく本会会員すべてが年次大会として参加できる環境であるべきという点が確認された。

b) 共催の度合いについて

 ICN2014とJSCPB大会双方でポスター発表を行うためには,2回発表する必要があることについて,共催であれば一度にできないかという意見が出た。これに対しては,費用や運営の切り分けの問題から,そのような形態はISNが望んでいない旨の回答があった。ただし,2回発表することについては,モチベーションの問題,本会のアピールが弱くなる等の課題が指摘され,再度委員会での参加・発表形態の検討を要請した。
 また,共催の場合のJSCPB大会のスケジュールについて議論が行われた。総会のみを実施して他のJSCPB独自の行事を次年度に繰り越すという意見に対しては,仮に神経行動学関係者の出席が多い場合に総会の決議が会全体の意見を反映しない危険性が指摘された。また大会は学会の最も重要な行事であることから。総会のみの大会は学会にとって好ましくないとの意見が出された。

c) 参加費用の問題

 JSCPB大会参加者のICNへの参加を必須とした場合,参加費の都合で特に学生や若手会員の参加が減るのではと危惧する意見が出された。また,トラベルアワード等のサポートの必要性が指摘された。

 以上の議論の結果,共催の方針については承認を得た。一方,全ての会員が年次大会として参加できる環境整備,共催スケジュール,そして参加費等について課題が指摘されたことから,行事委員会で指摘された課題について検討のうえ具体案を作成し,次回の幹事会で再度審議することとした。

 

4. その他

 会長より,学会賞の賞状の筒をハードカバーの台紙にする提案がなされ,価格を調査した上で問題なければ変更するとの説明がなされた。
 また,会長より,学会の名称について,一般に分かりにくいという意見を踏まえ,検討するよう提案があった。

 

 

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