- 2009/10/29
- 日時:2009年8月24日 (月) 13:00〜16:30
- TV会議中継場所: (1) 福岡女子大学TV会議室(福岡市東区香住ヶ丘1-1-1),(2) 兵庫県立大学環境人間学部 PC演習室1(兵庫県姫路市新在家本町1-1-12),(3) 東京大学 先端科学技術研究センター ユーティリティ室(東京都目黒区駒場4-6-1)
- 参加者:福岡女子大:小泉修会長,中川秀樹・美濃部純子・山脇兆史・嬉正勝・岩崎雅行;兵庫県立大学:曽我部正博・池野英利・伊藤悦朗・尾崎浩一;東京大学:神崎亮平副会長,深田吉孝副会長,針山孝彦,安藤規泰(オブザーバー) (15名,敬称略)
報告事項
1. 会長および庶務
(1) 国際会議関連:CompBiol2009での合同シンポジウム(会長)
ICCPB2011の宣伝を兼ねてCompBiol2009で比較3学会合同シンポジウムを英語で開催するとの概要説明があった(詳細は行事担当池野幹事からの報告参照)。
(2) 国際会議関連:シンポジウム提案(会長)
会長よりICCPB2011のシンポジウム募集について概要説明があった(詳細は深田副会長からの報告参照)。また、曽我部国際会議組織委員長より、国際会議の進捗状況の概要説明があった。その中で、会議は2011年5月31日~6月5日まで名古屋国際会議場で行われること、組織委員会の副委員長、広報、会場担当などの説明があった。また、国際会議の母体である国際連合の名称を先月のICCPB運営委員会でIACPB(International Association of CPB)と改称したこと、シンポジウム募集締め切りの10月末までの延長、これから広報、財務に関する活動が本格化するとの説明があった。
(3) 国際会議の準備状況(小泉会長)
会長より第8回比較生理生化学国際会議が、ヒアリングを通過し、日本学術会議との共同主催国際会議に内定し、援助が受けられるとの報告があった。また、シンポジウムを5つほど提案して欲しいとの要請があった。後日、MLにより、シンポジウムの提案を募るとの意向が示された。さらに、CompBiol2009でも、国際会議対応のシンポジウムが必要との観点から、比較三学会合同シンポジウム「比較生物学における新しい展開」を英語で本部企画として開催することにしたとの報告がなされ、現状が説明された。
(4) 2010年度福岡大会準備進捗状況(会長)
2010年度大会は7月17日~7月19日まで九州産業大学で市川敏夫大会委員長のもと開催予定との説明があった。また準備委員の候補者もあげられた。
(5) 出版事業第2弾について(会長)
「動物の飼育事典」「動物生理学実験法(または比較生理生化学実験法)」(仮題)の出版について共立出版と検討中との報告があった。
(6) 会員状況報告(田中庶務幹事)
8月21日現在の会員状況の報告があった。正会員477名(一般403名、名誉4名、学生70名)、賛助会員14団体、会誌購読4団体。また、会誌3号と一緒に会員名簿を発行したとの報告があった。
2. 将来計画(伊藤幹事)
(1) 動物の生きるしくみ事典
吉田奨励賞受賞者への執筆依頼などにより、現在16件がアップロードされているとの報告があった。
(2) 会員Who’s Who
現在81件の登録があるが、まだまだ少ないので、これからは各研究室の主任教員から学生さんや若い教員などに依頼する等の方策を検討しているとの報告があった。またイラストが32件揃いこれからはめ込み作業を始めるとの報告があった。
3. 行事(池野幹事)
(1) 比較三学会合同シンポジウム
CompBiol2009での比較3学会合同シンポジウム「比較生理学における新しい展開」の説明がなされた。10月23日午後2時~5時までで、各学会から2名の演者(神崎亮平氏、曽我部正博氏、上田宏氏、竹井祥郎氏、中村修氏、広瀬裕一氏)が講演を行い、座長は各学会の会長が行う。シンポジウムに先立ち小泉会長からICCPB2011の宣伝を行うことになった。
4. 編集(針山幹事)
(1) 「動物生理学」「比較生理生化学」の Journalrchive 登載
会長の許可を得て「動物生理学」「比較生理生化学」に掲載された学術論文を創刊号から無償で電子化するJournalrchive 事業への応募申請を行ったとの報告があった。
5. 光生物学協会(志賀委員代理:針山幹事)
(1) AOSPとICCPB2011との同時開催について
第5回アジア、オセアニア光生物学会(AOSP)が2011年に日本で開催されるとの報告があった。現在、ICCPB2011との同時開催の可能性も検討しており、中国、韓国からの返事を待っている状態である。
6. 会計(山脇幹事)
(1) 2008年度決算報告(修正)
J-STAGE掲載料を追加した修正決算報告がなされた。またその年度に使用した経費は年内に請求書が山脇幹事宛届くようにして欲しいとの依頼があった。
審議事項
1.会長および庶務
(1) CBP掲載取りやめ後の大会英文アブストラクトの扱いについて(会長)
CBP掲載廃止後の大会英文アブストラクトの取り扱いに関して2年間の時限付きで、会誌4号に綴じ込みとして掲載し、J-STAGEにアップロードするという執行部案の説明があった。英文アブストラクトの提出は任意であり、編集部での校正はしないということが確認され、審議の結果承認された。この案は大会時評議員会、総会で承認を乞うこととなった。
(2) 科学研究費補助金審査委員推薦リストについて(会長)
科学研究費補助金審査委員推薦リスト作成の経緯説明があり、6名のデータベース登録候補者が推薦された(中川秀樹氏、伊藤悦朗氏、松浦哲也氏、針山孝彦氏、尾崎浩一氏、長濱辰文氏)。審議の結果、審査希望細目に動物生理行動を入れてもらうように依頼することを確認し、6名を推薦することが承認された。この結果は大会時評議員会で報告する。また、今後の推薦リストの作成も、今回同様、会長主導で行い、幹事会で審議、決定するとの同意が得られた。
(3) 第31回大会時評議員会、総会式次第の確認(庶務)
第31回大会時評議員会、総会式次第案が提案され、内容についての確認依頼がなされた。また、名誉会員の表彰はないこと、審議事項についての順番に関する補足説明があった。
2. 会計
(1) 2010年度予算案(山脇幹事)
2010年度予算案の説明がなされ、質疑応答を経て審議の結果承認された。繰越金を収入として記載するかどうかをめぐって質問が出され、これについて山脇幹事が確認することとなった。
3. 副会長
(1) 準会員(高校教員など)の制度について(神崎副会長)
学習指導要領が変わり、脳神経系が題材に加わったことで、高校の先生が本学会での情報収集に高い関心を示しているとの説明の後、高校の先生を会費3000円として準会員として入会させるという副会長案が出された。審議の結果、カテゴリーを小中高校教員とし、学会での発表の権利、投票権等について副会長と会長、執行部とで議論し案を作成し、評議員会で承認を乞うこととした。
4. 国際会議
(1) ICCPB2011シンポジウム提案者の推薦について(深田副会長)
ICCPB2011プログラム委員長から国際会議シンポジウムの提案が国内から6件、海外から20件の合計26件になったとの報告があった。しかしながら、分野の偏りが見られ、まだ不十分であることから、国内からは3学会で10題を目標としていることが述べられた。また比較免疫学会や動物学会などの他学会への働きかけを検討していること、本学会からは小泉会長から個別にオーガナイザー候補者に追加提案を要請することが報告された。またあわせてプログラム委員の候補者が紹介され、工学系など漏れている分野からの委員の追加推薦が依頼された。さらに若手の会主催のイベント提案についても検討するよう若手の会幹事に依頼された。
(2) 国際会議に向けた募金活動について(神崎副会長)
収入と支出を見積もったところ現在800万円の不足があることが報告された。対策として副会長と会長、執行部で全国に20人程度の寄付金委員を指名し、一人当たり25万円から50万円の企業からの寄付金を目標として活動を依頼するとの案が審議の結果承認された。また、企業からの寄付金の課税対象を減少させるため、国際観光振興機構を通して寄付金を集めるという案に関しても承認された。さらにランチョンセミナーの開催や、各種財団への助成金の申請を手分けして行う必要性について確認された。生物物理学会の実績を参考にし、広告代理店の利用も検討することが紹介された。
5. 編集(針山幹事)
(1) J-STAGE版「比較生理生化学」に何を掲載するべきか?
これまでは、J-STAGEには総説と技術ノートしか掲載できなかったが、これからは他の記事も掲載可能となったので、何を掲載するかについて審議した。結果、特に他の記事の掲載に必要性を認めないためこれまで通り総説と技術ノートの掲載をすることとなった。