- 2013/04/16
Summary
日本昆虫科学連合から、本年度の公開シンポジウムの案内が届きました
本年7月20日に九州大学で、昆虫科学連合・日本学術会議農学委員会応用昆虫学分科会との共同主催シンポジウム「昆虫分類学の新たな挑戦」が開催されます。
シンポジウム開催の趣旨は以下の通りです。
「昆虫分類学は応用昆虫学の、また生物多様性科学の基礎的分野として、きわめて重要である。現在のところ国内の昆虫分類学の研究遂行力は決して衰えていないものの、大学研究室の研究勢力は後退しており、その一方で、大学博物館を含めた自然史博物館機能の拡充は進んでいないという深刻な状況にある。これら博物館には、昆虫科学者を含むすべての利用者に同定や情報検索のサービスを提供できるような仕組みを整備する必要がある。そのためには、DNAバーコーディングをはじめとする世界的な潮流に乗った情報基盤プロジェクトに、早急に参画すべきである。しかし、時流をとらえたプロジェクト方式の措置だけではなく、安定した組織体制に基づく研究継続と人材養成方針を再考しなければならない時期に来ている。このことは喫緊の課題である。このような状況を踏まえ、昆虫分類学の現状と将来を議論し、将来展望を図ることが、本シンポジウムの趣旨である。」
詳細は、日本学術会議ウェブサイト (http://www.scj.go.jp/ja/event/index.html)および日本昆虫科学連合ウェブサイトhttp://www.insect-sciences.jp/ に、後日掲載予定です。